日本植民地教育史研究会

日本植民地教育史研究会のサイトへようこそ。本研究会は1997年3月29日に設立されました。

2020年09月

下記の通り、日本植民地教育史研究会第43回定例研究会を開催します。
今回は新型コロナウイルス感染予防の観点から、ZOOMによるオンライン開催といたします。

日時:2020年10月10日(土)午後2時~(ZOOM入室 午後1時半~)


【会員の皆さんへ】

・zoomのURLはすでにご案内していますが、直前に全員にもう一度お送りします。
・発表の配付資料は直前に、全員にメール配信します。
zoomのURLや配付資料は、外部に出さないようにしてください。(転載・転送不可)
(会員の皆さんは、当日、直接ZOOMにアクセスいただければ結構です。その際、会員名簿にご登録のお名前をZOOM名として御表示くださるよう、お願いいたします。)


【非会員の皆さんへ】

・参加ご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
・お申し込みいただきましたら、zoomのURLやお願い事項などをお送りします。



≪第43回研究例会スケジュール≫

13:30 zoom会議室に入室開始

14:00〜14:50 発表① 張小栄(東北大学大学院)
「満洲国」建国構想における「王道主義」理念のパラドックス

14:50〜15:00 休憩

15:00〜15:50 発表② 何広梅(お茶の水女子大学大学院)
帝国日本のモンゴル人に対する軍人教育について -軍学校を中心に-

15:50〜 諸連絡・終了



【発表要旨】

発表① 「満洲国」建国構想における「王道主義」理念のパラドックス

「満洲国」の統治理念であった「王道主義」は、従来植民地支配の装飾とされ、駒込武による橘樸研究を除くと、その思想的系譜や実践の様態を論じた研究はない。「王道主義」には、橘樸だけでなく、現地指導者の「保境安民」等多様な思想が取り入れられており、その思想的文脈や日本人実務官僚による建国過程での実践は未だ明らかではない。本報告では、金子雪斎・于沖漢・上村哲弥・松木侠らを取り上げ、「王道主義」理念の文脈を再検討する。


発表② 帝国日本のモンゴル人に対する軍人教育について -軍学校を中心に-

 帝国日本の蒙疆地域のモンゴル人に対する植民地教育政策を論じる際、モンゴル軍人への教育を抜きにしては語れない。それは日本のモンゴル人に対する教育は軍人教育が先駆けていたこと、そしてその後の影響も大きかったことによるものである。「興安軍」、「蒙古軍」といった軍隊組織をはじめ、興安軍官学校などの軍学校の教育がその象徴である。これらのモンゴル人向けの軍学校はモンゴル民族の復興とチンギス・ハーン時代の光栄を復活させることを標榜し、大勢の軍人民族主義者を育てた。本報告では興安軍官学校、蒙古軍幼年学校の教育を中心に、帝国日本のモンゴル人に対する植民地教育の本質を解明することを目的とする。

【重要】
2020年5月9日のオンライン運営委員会で、以下が決定いたしました。

2020年6月に開催を予定していた研究例会は、
新型コロナウイルスCOVID-19の感染拡大をめぐる様々な状況を鑑みて、
開催中止とします。

次回の研究例会は、
2020年10月11日(日)に
東京家政学院大学での開催を予定しております。


【9月16日追記】
次回の研究例会は、次の予定に変更いたします。
非会員の方の参加も可能です。
お申し込み方法は、具体的な内容が決まってから改めて発信します。
しばらくお待ちください。

★日時 第43回:2020年10月10日(土)14:00〜16:00(予定)
    第44回:2020年11月15日(日)14:00〜16:00(予定)

★ zoomにて配信

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