日本植民地教育史研究会

日本植民地教育史研究会のサイトへようこそ。本研究会は1997年3月29日に設立されました。

カテゴリ: 関連学会・研究会からの情報

北島順子会員より
市民講座の開催情報が寄せられましたので、ご案内いたします。

  ~以下、転載~

10.〈東アジアの記憶の場〉を通して考える東アジア問題
コーディネーター:朴仁哲
講師
第1回 5月 在満少国民 北島順子
第2回 7月 戦後補償裁判 金誠
第3回 9月 残留孤児 崔学森

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東アジア問題の根幹は、帝国日本の植民地主義と帝国支配、その歴史的処理と記憶のされ方に起因する問題が今でも残っていることです。過去の出来事への認識が植民地や戦争を体験していない世代のなかで現在の問題として現れてきています。


本講座は、東アジア問題について、〈東アジアの記憶の場〉という概念を参照して、植民地朝鮮と「満洲国」を体験した「在満少国民」日本人植民者二世及び中国残留孤児(戦前や戦中に日本から「満洲」(現中国東北地域)へ渡り、終戦の混乱で現地に取り残された中国残留孤児)、そして戦後補償裁判(アジア太平洋戦争韓国人犠牲者補償請求裁判)を通して考えていきたい。


日程

2024年5月14日(火)開講 全3回 隔月火曜18:45 ~ 20:45

会場

オンライン開催(zoom)

受講料

通し 一般3,000 円 会員2,400 円 25 歳以下1,200 円

(単発 一般・会員1,000 円/ 回 25 歳以下500 円/ 回)

コーディネーター:朴 仁哲(ぼく じんてつ)

中国黒竜江省生まれ、1997年来日。1999 年から通訳・翻訳者として日中韓に関わって、草の根の交流を行っています。北海道大学教育学博士。多文化共生・国際交流研究事務所所長、特定非営利活動法人社会理論・動態研究所研究員。専門は外国語教育、東アジア地域研究、人の移動と移民研究、多文化共生・国際交流研究など。

HP:https://sapporobc.wixsite.com/officeyou


2024年5月14日(火)第1回

東アジアの記憶の場としての在満少国民:元女性教師のライフヒストリー(生活史)を手がかりに

北島順子(きたじまじゅんこ)大手前短期大学教授

第1回では、植民地朝鮮と「満洲国」を体験した稀有な在満少国民、𠮷岡数子※のライフヒストリー(生活史)を手がかりに、植民地支配の実相の一端を東アジアの記憶の場として伝えていきたい。後半に𠮷岡数子の体験談を含む予定。


※𠮷岡数子:植民地官僚であった父の出向に伴い植民地朝鮮で生まれ、その後「満洲」に移住し、「満洲」教育を体験。敗戦後、日本に帰国(移住)し、小学校教員として総合学習の実践・平和人権学習の教材化・教科書研究に取り組みました。現在、私設教科書総合研究所共同主宰(𠮷岡・北島)。


7月9日(火)第2回

東アジアの記憶の場としての戦後補償裁判

金 誠(きんまこと)札幌大学教授

帝国日本によって引き起こされたアジア太平洋戦争は植民地であった朝鮮半島の人々をも戦争へと動員することになりました。軍人・軍属、軍隊慰安婦、挺身隊、徴用工、工場労働者として。しかし戦後の日本においてそれら戦時動員を受けた朝鮮人への賠償・補償はないがしろにされ、時を経てそれらを巡る戦時補償裁判が始まります。今回は韓国人犠牲者、遺族らの起こした二つの戦後補償裁判に着目し、日本の市民運動家たちがそれらの裁判にどのように関わったのか、互いをコミュニケートして形成された「記憶の場」に焦点を当ててお話をしていきます。


9月10日(火)第3回

東アジアの記憶の場としての残留孤児:中国残留孤児帰国定着に対する日本政府の施策への検討

崔学森(さいがくしん)中国大連外国語大学教授

何千人にものぼる中国残留孤児が日中国交正常化後から30年にわたる帰国が一段落をつけた今、日本政府が実施した帰国定着政策は、次の三点で検討する余地があります。1.政府は国交正常化からすぐ帰国対応をしなかったこと。2.1980年代からの帰国が長引いたこと。3.残留孤児への精神的なケアが足りなかったこと。このようなことができた原因として、日本政府が侵略戦争認識の曖昧さが挙げられています。3回目の講座では、中国残留孤児帰国定着に対する日本政府の施策について検討していきたい。

松岡昌和会員より
「第47回歴史学会大会」
の情報が寄せられましたので、ご案内いたします。

  ~以下、転載~

下記の要領で歴史学会大会を開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
ご参加希望の方はこちらよりご登録ください。

第47回歴史学会大会・総会

・日時:2022年12月4日  10時30分開始(18時終了予定)
・場所:神奈川大学横浜キャンパス 3号館3-305教室
※一般の方は参加費500円を申し受けます。会員および学生は無料です。

午前:
自由論題報告
「ロイド=ジョージの社会改革戦略:1911 年国民健康保険の政策構想から」梅田 建人(東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻博士課程、日本学術振興会特別研究員)

総会

午後:大会シンポジウム 「呪術、怪異、奇跡―『近代化』の周縁」

〈司会・論点開示〉
「ヨーロッパと周縁」空由佳子(フェリス女学院大学)

〈報告〉
「オスク語・ギリシア語二言語呪詛板 -鉛板のアフォーダンスとブルッティイ人の社会」志内一興氏(流通経済大学)
「不思議と語り−−南アジアの驚異譚・奇跡譚」二宮文子氏(青山学院大学)
「近世怪異の展開と近代化」木場貴俊氏(京都先端科学大学)

〈コメント〉
保坂修司氏(日本エネルギー経済研究所)

標記の研究会についてホームページの情報が寄せられましたので、ご案内いたします。




田中寛会員より
「第5回 新世紀人文学研究会研究大会」
のご案内が寄せられました。
詳細は画像をご参照ください。

  ~以下、転載~

第5回 新世紀人文学研究会研究大会(2022 年 4 月 29 日)
「満洲事変(九・一八事変)」90 周年――言語文化と歴史の相克再考――

開催日 2022年4月29日(金)オンライン会議 13:00開始 (参加費無料)

*不正アクセスを防ぐため、ZOOM のミーティング ID 及びパスコードは後日、メールにてお知らせします。参加ご希望の方は、以下のアドレス宛にご連絡ください。
その際、件名を「新世紀人文学研究会 ZOOM の ID他依頼」とご記入くださいませ。
酒井順一郎:j.sakai@ip.kyusan-u.ac.jp

2022-04-15
2022-04-15 (1)

1月29日にご案内した標記の催しは、中止されることとなりました。
詳細は、こちら をご参照ください。
(2020年2月26日)






天理大学の前田均会員より
下記研究大会のご案内が寄せられました。

*****以下、提供された情報より転載*****

下記のとおり、2020年3月7日(土)に台北の東呉大学にて「天理台湾学会第2回台湾研究会」を開催致します。
参加希望の方は、発表資料や会場準備の都合上、2月9日(日)までに学会のメールアドレス(tenritaiwan(@)gmail.com)までご連絡ください。
*メールを送る際はアットマークの( )を取ってください。
みなさまのご参加をお待ち申し上げております。

日時:2020年3月7日(土)13時30分〜16時30分
場所:東呉大学 外雙溪校區 第一教學研究大樓10階(日語教育多功能教室)
(東呉大学のキャンパスマップはこちら:地図中の「R」の建物です)
参加費:無料 一般来聴歓迎

プログラム(発表題目はすべて仮題、時間は発表+質疑応答):

【論文構想発表】 司会:山本和行(天理大学)
13:30〜14:30
奥野善雅(国立台湾師範大学大学院)「日治前期幼稚園之研究」

【一般研究発表】 司会:松尾直太(実践大学)
14:30〜15:30
白春燕(国立清華大学大学院)「新旧の狭間ー在台日本人保坂瀧雄の劇文学研究」
15:30〜16:30
今井淳雄(天理大学)「「公共圏」創出の場としての渡船」

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