日本植民地教育史研究会

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カテゴリ: 年報バックナンバー

特集:植民地教科書と「アジア民衆像」9784774407821

2023年 植民地教育史研究年報 第25号 目次

巻頭言 ある「つぶやき」から  岡部芳広

I.特集 植民地教科書と「アジア民衆像」
  • 日本植民地教科書にみる「アジア民衆像」 佐藤広美
  • 植民地台湾の「公学校用国語読本(第一種)」(第四期)をもう一度読む─編修課の作り手たちに関する考察を中心に─ 陳虹彣
  • 日本統治期朝鮮の教科書にみる「民衆像」研究の可能性と課題─修身書の「学校」に関する描写を事例に─ 山下達也
  • 産業の近代化のなかで問題とされた「満州国人」の能力 丸山剛史
  • 「東南アジア民衆像」の論点─アジア主義と劣等感のあいだ─ 松岡昌和
  • 植民地官僚による「アジア民衆像」─幣原坦を事例として─ 山本一生
Ⅱ.研究論文
  • 1910年代・20年代台湾の社会教育における「国語」教育─『国語捷径』(1915)を中心に─ 藤森智子
  • 「満洲国」初等学校の日本語教科書に描かれた日本人像 王詩淇
【書評】
  • 劉美蓮著・西村正男監訳・廣瀬光沙訳『音楽と戦争のロンド─台湾・日本・中国のはざまで奮闘した音楽家・江文也の生涯─』 岡部芳広
  • 李正連著『植民地朝鮮における不就学者の学び─夜学経験者のオーラル・ヒストリーをもとに─』 山下達也
  • 宇賀神一著『石森延男研究序説』 北川知子
  • 祝利著『「満洲国」教育再考─日本語教育を手がかりに─』 黒川直美
Ⅲ.書評・図書紹介

【図書紹介】
  • 上田崇仁著『電波が運んだ日本語─占領地、植民地におけるラジオ講座─』 松岡昌和
  • 北川知子著『日本統治時代・朝鮮の「国語」教科書が教えてくれること』 船越亮佑
  • 北島順子著『近代日本の植民地教育と「満洲」の運動会』 宮脇弘幸
  • 白柳弘幸著『戦時下台湾の少年少女』 中田敏夫
  • 山下達也著『学校教員たちの植民地教育史─日本統治下の朝鮮と初等教員─』 白恩正
  • 加藤聖文著『海外引揚の研究─忘却された「大日本帝国」─』 山本一生
Ⅳ.資料紹介
  • 雑誌『受験界』掲載の朝鮮人投稿者による記事一覧 佐藤由美
Ⅴ.旅の記録
  • 台中の西屯小学校を訪れて─創設期の謎を解くため─ 陳虹彣
Ⅵ.追悼 竹中憲一先生
  • 追悼 竹中憲一先生 山本一生
  • 中日両国友好交流の学者─竹中憲一先生を偲ぶ─ 斉紅深
  • 竹中憲一さんが逝ってしまった  渡部宗助
  • 竹中先生─満州教育の実相を掘り起こした人─ 宮脇弘幸
  • 竹中憲一先生を偲んで 新保敦子
  • 本研究会の再生のためのご努力に感謝 井上薫
彙報
編集後記
著者紹介
『植民地教育史研究年報』投稿要領

植民地教育史研究年報第24号 2022年3月刊行
特集:植民地と国語教育
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2022年 植民地教育史研究年報 第24号 目次

巻頭言 植民地教育史研究の原点へ――自分史的解雇からの問題提起―― 田中寛

Ⅰ.特集1 シンポジウム「植民地と国語教育」
  • 発題 植民地と国語教育――芦田恵之助と朝鮮第2期普通学校国語読本編纂―― 佐藤広美
  • 芦田恵之助と朝鮮第2期普通学校国語読本の編纂をめぐって  佐藤広美
  • 植民地朝鮮の国語読本編纂――第1期と第2期を比較して―― 北川知子
  • 国語教育史研究と植民地  宇賀神一
Ⅱ.特集2 合評 佐藤広美・岡部芳広編『日本の植民地教育を問う――植民地教科書には何が描かれていたのか――』(2020年刊)
  • 特集2の趣旨     日本植民地教育史研究会研究部
  • 批評「第Ⅰ部 植民地と『日本人化』」  中田敏夫
  • 批評「第Ⅱ部 植民地と『新教育』」   大石茜
  • 批評「第Ⅲ部 植民地と『近代化』」   田中友佳子
Ⅲ.研究論文
  • 青島における中国人日本語教員の養成――第2期日本占領期を中心に―― 魏吉菲
Ⅳ.研究ノート
  • 台湾読本と国定読本の比較研究における方法論的考察――同化教育の解明に向けて―― 合津美穂
  • 「満州国」オーラルヒストリー研究――斉紅深の研究方法論を中心に――  黒川直美
Ⅴ.教育実践報告
  • 台湾の高齢者の方々はなぜ日本語を話せるのか――玉川学園中学部「現代社会」特別授業より  白柳弘幸
  • 植民地支配をどう教えるか――私立中学・高校での実践報告――  佐藤飛文
  • 大学における授業実践報告「日本語教育史」  上田崇仁
Ⅵ.書評・図書紹介
【書評】
  • 佐藤広美著『戦後教育学と戦争体験――戦後教育思想史研究のために――』松浦勉
  • 金誠著『近代日本・朝鮮とスポーツ――支配と抵抗、そして協力へ――』三井登
  • 松下佳弘著『朝鮮人学校の子どもたち――戦後在日朝鮮人教育行政の展開――』芳賀普子
  • 呉叡人著・駒込武訳『台湾、あるいは孤立無援の島の思想――民主主義とナショナリズムのディレンマを越えて――』陳紅彣
【図書紹介】
  • 阿部洋編著『日本植民地教育政策史料集成(台湾篇)』 佐野通夫
  • 竹中憲一著『満州教育史論集』  宇賀神一
  • 小林茂子編著『戦前期日本人学校の異文化理解へのアプローチ――マニラ日本人小學と復刻版『フィリッピン讀本』――』  清水知子
  • 『植民地教育史ブックレット』シリーズ新刊紹介  岡部芳広
Ⅶ.資料紹介
  • 明治期における台北庁錫口公学校総煉瓦造校舎の建設について  陳紅彣
  • 満洲帝国教育会編『建国教育(日文)』誌・解説と目次集(2)Andrew Hall
  • 拓殖奨励館発行『拓殖奨励館季報』誌掲載「大学専門学校移植民講座及研究団体一覧」――解説と資料、附録『拓殖奨励館季報』誌目次集――  丸山剛史
Ⅷ.彙報
  • 前号の訂正
  • 編集後記
  • 著者紹介
  • 『植民地教育史研究年報』投稿要領

植民地教育史研究年報第23号 2021年3月刊行
特集:南洋群島・南方占領地、満洲教育史研究の蓄積と課題

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2021年 植民地教育史研究年報 第23号 目次

巻頭言 成城学園「教科書研究会」と植民地教育史研究 宮脇弘幸

Ⅰ.特集 南洋群島・南方占領地、満洲教育史研究の蓄積と課題
  • 特集の趣旨・戦後日本植民地教育史研究の蓄積と課題(第2報)編集委員会
  • 南洋群島・南方占領地の教育研究動向とその背景  小林茂子・清水知子・宮脇弘幸・松岡昌和
  • 満洲教育史研究の進展と課題 ――嶋田道弥『満洲教育史』(1935)克服の方途―― 丸山剛史
Ⅱ.研究論文
  • 朝鮮総督府発行『初等地理書』と編纂者田中啓爾  白恩正
  • 日本統治初期台湾における公学校日本人教員の台湾人認識 ――『台湾教育会雑誌』における修身教育論を手がかりとして―― 周俊宇
Ⅲ.研究ノート
  • 朝鮮総督府編纂『普通学校国語補充教材』について  野村淳一
Ⅳ.書評・図書紹介
  • 30年弱の時を経た再刊 ――又吉盛清著『大日本帝国植民地下の琉球沖縄と台湾 ――これからの東アジアを平和的に生きる道――』近藤健一郎
  • 佐藤広美著『「誇示する」教科書 ――歴史と道徳をめぐって――』三橋広夫
  • 佐野通夫著『植民地教育とはなにか ――現代日本を問う――』佐藤由美
  • 三橋広夫編集代表『日韓共同の歴史教育 21世紀をきりひらく授業実践交流の軌跡』北川知子
  • 斉紅深編・黒川直美訳『「満洲国」の青春 ――中国人学生が見た中国近現代史――』伊月知子
Ⅴ.資料紹介
  • 満洲帝国教育会編『建国教育(日文)』誌・解説と目次集(1)Andrew Hall
  • 台湾教育会編雑誌『文教』・解説と目次集  陳虹彣
  • 戦後における満洲教育史研究の始まり ――平野健一郎氏の研究を中心に―― 山本一生
Ⅵ.旅の記録
  • 日本統治期台湾の高等女学校訪問記(その3) 滝澤佳奈枝
Ⅶ.追悼 槻木瑞生先生
  • 畏友・槻木瑞生さん  渡部宗助
  • 満洲植民地教育史研究の開拓者・槻木瑞生先生を偲んで 新保敦子
  • 「資料を死蔵したくないんだ」槻木瑞生先生を偲んで 白柳弘幸
  • 槻木瑞生先生との思い出  北村正光
  • 槻木瑞生著作目録(満洲教育史関係)
Ⅷ.彙報
  • 前号の訂正
  • 編集後記
  • 著者紹介
  • 『植民地教育史研究年報』投稿要領

植民地教育史研究年報第22号 2020年3月刊行
特集:戦後台湾の政治・文学と植民地認識
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巻頭言 李 省展

Ⅰ.シンポジウム 戦後台湾の政治・文学と植民地認識

発題 台湾戦後史と植民地教育研究の課題 佐藤広美

戦後台湾の政治変容と日本認識―「脱日本化」・「中国化」から「本土化」へ― 菅野敦志

戦後台湾文学は植民地時代をどのように描いたか―鄭清文の小説作品を例に― 三須祐介

戦後における台湾植民地教育史研究 岡部芳広

討論 シンポジウム「戦後台湾の政治・文学と植民地認識」

 

Ⅱ.研究論文

台湾公学校の低学年における国語教授を中心とした「合科的取り扱い」―台北及び台南師範学校附属公学校での取り組みを中心に― 赤木奈央

モンゴル人に対する蒙疆学院の意義 何 広梅

台湾公学校用国語教科書における原住民像―「植民地教育」再考の手がかりとして― 合津美穂
 

Ⅲ.研究ノート

台湾の高等女学校裁縫科担当教員と奈良女子高等師範学校の関係 滝澤佳奈枝
 

Ⅳ.研究動向

私と日本の植民地教育史研究 佐野通夫
 

Ⅴ.書評・図書紹介

諸 点淑著『植民地近代という経験─植民地朝鮮と日本近代仏教─』 小島 勝

神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター「戦時下日本の大衆メディア」研究班 代表・安田常雄編著『国策紙芝居からみる日本の戦争』 松岡昌和

小林英夫著『田村敏雄伝』 宇賀神一

中京大学社会科研究所台湾史研究センター編『台湾総督府文書の史料論』 中田敏夫

小林茂子著『砂糖と移民から見た「南洋群島」の教育史』 清水知子

陳 虹彣著『日本統治下の教科書と台湾の子どもたち』 滝澤佳奈枝

山本一生著『青島と日本─日本人教育と中国人教育─』 Ulrich Flick
 

Ⅵ.資料紹介

斉紅深の植民地教育史オーラルヒストリー研究方法とホームページの閉鎖─解説と抄訳─ 黒川直美

「満洲国」民生部『民生』誌・解説と目次集 丸山剛史
 

Ⅶ.旅の記録

台湾教育史遺構調査(その11) 白柳弘幸

二つの時代を生きた台湾人教員─邱忠養先生を訪れて─ 陳 虹彣

 
Ⅷ.彙報
 
編集後記
著者紹介
『植民地教育史研究年報』投稿要領

2019年3月に予定されていた刊行が刊行が大幅に遅れ、
大変申し訳ございませんでした。


植民地教育史研究年報第20号 2020年2月刊行
特集:日中戦争と植民地教育の展開

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巻頭言
「平成の徴用三十四万人」、今こそ植民地清算を 佐野通夫

Ⅰ.シンポジウム
シンポジウム「日中戦争と植民地教育の展開」
日中戦争期台湾の社会教育―国防献金運動の報道を例に― 藤森智子
第3次「朝鮮教育令」と天皇写真の配付 佐野通夫

Ⅱ.研究論文
台南州における内台共学―台南南門尋常小学校を中心にして― 白柳弘幸

Ⅲ.研究ノート
「満州国」道徳教科書に見られる国民像と女性像―『修身』と『国民道徳』を中心に― 王雯雯

Ⅳ.合評 佐藤広美『植民地支配と教育学』(皓星社、2018 年)
〔報告〕植民地教育を肯定する思想に迫る 一盛 真
〔報告〕学知としての日本教育学 岡田泰平
〔報告〕植民地教育研究追究の重要性 小林茂子
〔応答〕『植民地支配と教育学』の合評に参加させてもらって 佐藤広美

Ⅴ.書評・図書紹介
新保敦子著『日本占領下の中国ムスリム――華北および蒙疆における民族政策と女子教育』 山本一生
レオ・チン著『ビカミング〈ジャパニーズ〉:植民地台湾におけるアイデンティティ形成のポリティクス』 陳 虹彣 
藤井康子著『わが町にも学校を―植民地台湾の学校誘致運動と地域社会を』 中川 仁

Ⅵ.旅の記録
中国の二つの戦争記念館を訪ねて―中国人民抗日戦争紀念館と第731 部隊罪証陳列館― 田中 寛

Ⅶ.資料紹介 
満洲鉱工技術員協会編『鉱工満洲』誌目次集(2) 丸山剛史

Ⅷ.彙報

編集後記
著者紹介
『植民地教育史研究年報』投稿要領

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